2023.10.1からインボイス制度が開始されます。これに関し、国税局のインボイス相談窓口と相談し、さらにさまざまな事柄を勘案したうえで、Café British Bikeは、課税事業者にも免税事業者にもならない選択をしました。その理由は、以下の通りです。
1. Café British Bikeの年間売り上げは、事業開始の2004年から昨年2022年までの間、最大でも700万円であり、ここ数年は400~500万円で推移している。日本における古い英国バイクの所有台数は、当然ながら年々減少傾向にあり、今後マーケットが大きくなる可能性はまったくない。つまり、売り上げが伸びる可能性はない。
2. Café Britishの顧客は、ほとんどが個人で趣味として英国バイクをレストアして楽しんでいる方々であり、業者への販売は限定的です。
3. メールへの対応、英国での部品探し→注文→輸入、税関対応、お客さまへの部品送付、在庫管理、HP管理など、すべてひとりで作業している高齢者の私は、少々、疲れています。これに加え、免税事業者としてさらに面倒な事務作業が増えるなら、廃業する道を選択します。具体的に言えば、2027年末をめどに廃業予定です。
4. ここ1~2年、英国における年率8%前後のインフレにともなう部品価格や航空運賃の値上げが続いています。さらに円安ポンド高によって加速され、円換算時の価格高騰になっています。その余波は、税関時の消費税・地方税の高騰にも波及しています。正直、そのような状況に嫌気がさしています。こうしたことから、2027年末をめどに廃業予定です。
さて、問題となるのは、業者販売の場合です。業者の方で部品購入に際し、インボイスを発行して欲しいと依頼されても、申し訳ありませんが、対応できません。業者からは、それならば今後の取引中止と言われると思いますが、それはやむを得ません。覚悟しています。
そんな次第なので、ご理解ください。なお、今後も、従来とおり、購入された方から消費税を取りません(取れません)。